人気グループ・SUPER EIGHT(旧・関ジャニ∞)のメインギタリスト兼ボーカルとして、唯一無二の存在感を放ち続ける安田章大さん。音楽活動のみならず舞台俳優としても高い評価を受ける彼ですが、その笑顔の裏には命の危機に瀕した脳腫瘍の手術と、過酷を極めた闘病・リハビリの歴史がありました。
トレードマークとなっているサングラスの着用理由や、公表までに時間を要した舞台裏、そして過酷な試練を乗り越えて表現者としてステージに立ち続ける現在の体調について、公式発表や本人の証言をもとに徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2017年2月に脳腫瘍の一種である「髄膜腫(ずいまくしゅ)」の摘出手術(開頭手術)を受け、腫瘍は良性で全摘出に成功。
- 要点2:手術後遺症の立ち眩みによる転倒で背骨(胸椎・腰椎)を骨折する重傷を負い、サングラス着用は強い光を防ぐ「遮光メガネ」としての医療的措置。
- 要点3:後遺症と向き合いながら徹底した自己管理を続け、SUPER EIGHTのライブや舞台で圧巻のパフォーマンスを届けている。
【闘病の真相】安田章大を襲った脳腫瘍「髄膜腫」摘出手術の経緯
安田章大さんが直面した病気の正体は、脳を包む硬膜から発生する良性腫瘍「髄膜腫(ずいまくしゅ)」でした。発覚のきっかけは2017年2月上旬、日常の中で感じた強い立ち眩みや違和感による検査でした。検査の結果、早期に腫瘍が発見されたことで、直ちに腫瘍摘出手術が執刀されることとなりました。
手術は約8時間に及ぶ開頭手術という極めて大規模なものでした。腫瘍は野球ボールに近いほどの大きさに達していたとも語られており、無事に全摘出に成功したものの、身体への負担は計り知れないレベルでした。手術そのものは成功し腫瘍の再発リスクも回避されましたが、本当の闘いは術後の回復プロセスから始まります。
なぜ1年以上伏せられたのか?病気公表のタイミングと公式発表の真相
安田さんが脳腫瘍の手術を受けた事実は、手術直後には公表されませんでした。ファンや世間に公式発表されたのは、手術から約1年5カ月が経過した2018年7月2日のことです。なぜこれほど長い間、事実が伏せられていたのでしょうか。
その背景には、当時のグループの状況と安田さんの強いプロ意識がありました。2018年4月、関ジャニ∞(当時)はメンバーの渋谷すばるさんのグループ脱退・事務所退所という大きな転換期を迎えていました。この重要な局面で自身の病気を明かせば、「ファンに余計な動揺や心配を与えてしまう」「グループの門出に影を落としたくない」という配慮から、公表を控えていたのです。
しかし、後述する転倒事故による後遺症の影響でベストなパフォーマンスが難しい状況となり、夏の5大ドームツアーを控えたタイミングで、ファンに対して誠実に真実を伝えるべく公式発表へと踏み切りました。
立ち眩みによる背骨骨折の重傷|リハビリと壮絶な闘病生活のリアル
脳腫瘍の手術から約1年が経過した2018年4月9日、安田さんをさらなる悲劇が襲いました。術後の後遺症である立ち眩みを起こし、自宅の風呂場で転倒。胸椎および腰椎を骨折する全治3カ月の重傷を負ってしまったのです。
この転倒骨折は、背骨の複数箇所にダメージを負う極めて深刻なものでした。激痛により自力で起き上がることすら困難な状態に陥りながらも、安田さんは諦めずにリハビリを開始。折れた骨を固定しながら、驚異的な精神力で同年7月からのドームツアーのステージに立ち続けました。
満足に走ることも跳ぶこともできない制限されたコンディションの中、椅子に座りながらギターをかき鳴らし、魂の歌声を響かせた姿は、多くのファンや関係者の胸を強く打ちました。
サングラス(遮光メガネ)を着用する驚きの理由|光過敏と後遺症の現在
現在、テレビ番組やコンサート、雑誌などで安田さんが日常的に着用しているカラーレンズのサングラス。これはファッションアイテムとしてではなく、目を保護するための「遮光メガネ」です。
開頭手術の影響により、脳と視覚神経が極めて敏感になり、日常生活の光や強い照明を受けると「激しい頭痛」「立ち眩み」「吐き気」といった発作的症状が引き起こされる「光過敏」の後遺症が残りました。特にステージの激しいストロボ照明やテレビスタジオの高輝度ライト、スマートフォンの光などは、脳に過度な負担を与えます。
当初は「なぜアイドルがサングラスをかけ続けるのか」と詮索する声もありましたが、安田さん自身が理由をオープンにしたことで、同じように光過敏症や後遺症に悩む人々へ大きな勇気と理解を広げるきっかけとなりました。
ありのままの姿を曝け出した写真集『LIFE IS』に込められたメッセージ
2020年9月、安田さんは自身の闘病生活と生へのメッセージを込めた写真集『LIFE IS』を発売しました。この作品の中で、安田さんは頭部の開頭手術痕や、傷を隠さず生きるありのままの肉体を惜しみなく披露しています。
「病気をしたからこそ、見えた景色や人の温もりがある」「傷跡も自分の生きてきた証であり、隠す必要はない」という強い信念のもと制作された写真集は、闘病中の患者やその家族だけでなく、生きづらさを抱える多くの読者の共感を呼び、ロングセラーを記録しました。自らの体験を表現へ昇華させるアーティストとしての真骨頂を示した出来事です。
SUPER EIGHTでの精力的な活動状況と現在の体調・健康状態
過酷な試練を経て、安田章大さんの体調は良好にコントロールされた安定状態を維持しています。脳腫瘍の再発は見られず、医療機関での定期検診を継続しながら、日々の食事管理や睡眠、適切な休養を取り入れた自己管理を徹底しています。
グループが「SUPER EIGHT」として新たなスタートを切った以降も、アリーナツアーや野外ロックフェスへの出演、主演舞台の完走など、ハードなスケジュールを力強くこなしています。激しいダンスナンバーでは無理のないポジショニングを取りつつも、ギタリストとしての技術やボーカルの表現力は円熟味を増しており、病を乗り越えたからこそ放てる唯一無二の輝きを放ち続けています。
【安田章大の病気・体調】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:安田章大さんが患った病気は完治したのですか?
A1:2017年に発症した良性の脳腫瘍「髄膜腫」は手術によって腫瘍そのものが全摘出されており、腫瘍自体の再発はありません。ただし、術後に生じた光過敏などの後遺症とは現在もうまく付き合いながら活動を続けています。
Q2:着用しているサングラスの色やレンズには決まりがあるのですか?
A2:日常生活や仕事環境の光量に合わせ、ブルーやブラウンなどの遮光レンズを使い分けています。室内や暗い場所でも刺激となる特定の波長をカットする医療用途のレンズを採用しています。
Q3:体調悪化による今後の活動休止などの心配はありますか?
A3:現在、活動を休止するような兆候はなく、主治医と相談しながら無理のないスケジュールで音楽・舞台活動を継続しています。自身の身体の限界を把握した上で徹底したセルフケアを行っています。
まとめ:過酷な試練を乗り越え表現者として輝き続ける安田章大の今
野球ボール大の脳腫瘍摘出、背骨の圧迫骨折、そして残された光過敏という後遺症――安田章大さんが乗り越えてきた試練は、想像を絶する過酷なものでした。
しかし彼は、病気になった事実を悲観するのではなく、傷跡さえも自らのアイデンティティとして受け入れ、同じ苦しみを持つ人々に寄り添う力へと変えてきました。遮光メガネの奥にある真っ直ぐな眼差しと、魂を揺さぶる音楽パフォーマンスは、これからも多くの人々に生きる勇気と希望を与え続けるはずです。 (出典: 安田 章 大 病気(Yahoo!ニュース))