大相撲界屈指の歴史と伝統を誇る名門・高砂部屋。明治の創設以来、数々の名横綱や大関を輩出してきたこの名門部屋ですが、「今の師匠は誰なのか?」「どのようにして代替わりが行われたのか」と気になっている相撲ファンも少なくありません。
かつて土俵を沸かせた名力士たちの系譜を受け継ぎ、新たな時代へと舵を切った高砂部屋。この記事では、現在の師匠である第8代高砂親方(元関脇・朝赤龍)の経歴や名跡継承の舞台裏、部屋の歴史、看板力士たちの最新動向までを一挙に解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:現在の師匠は第8代高砂親方(元関脇・朝赤龍)。2020年11月に先代の定年に伴い名門を継承。
- 要点2:元横綱・朝青龍の同期として角界入りし、真面目で誠実な人柄と堅実な相撲道で信頼を集める名指導者。
- 要点3:看板力士の朝乃山を筆頭に活気ある稽古を展開し、東京都墨田区本所の部屋から名門復活を目指す。
【現在】高砂部屋の師匠は元関脇・朝赤龍!継承の背景と師匠交代の真相
現在、高砂部屋の師匠を務めているのは第8代高砂親方(本名:バダルチ・ダシニャム、元関脇・朝赤龍)です。
師匠交代が行われたのは2020年11月26日のこと。先代である第7代高砂親方(元大関・朝潮、本名:長岡末弘さん)が同年12月に日本相撲協会の定年(65歳)を迎えるにあたり、部屋付きの親方であった元朝赤龍の錦島親方が8代高砂を襲名し、正式に部屋を継承しました。
角界の名門部屋における事業承継は時に波乱を伴うものですが、高砂部屋のバトンタッチは極めて自然かつ計画的に進められました。朝赤龍は現役時代から徹底した礼儀作法と稽古熱心さで知られ、先代からの信頼も絶大でした。外国出身力士として初めて高砂部屋の看板を背負うことになりましたが、部屋内外からその誠実な指導力が高く評価されています。
8代高砂親方の経歴と指導方針|朝青龍の同期として築いた相撲哲学
8代高砂親方の歩みは、モンゴル出身力士のパイオニアのひとりとしての歴史そのものです。1981年8月生まれの親方は、高校留学(明徳義塾高校)を経て、同級生だった元横綱・朝青龍とともに高砂部屋へ入門。2000年1月場所で初土俵を踏みました。
圧倒的なスピード出世で平成の大横綱へと駆け上がった朝青龍に対し、朝赤龍は持ち前の左四つ、投げ技、鋭い足技(内掛けや切り返しなど)を武器に堅実な相撲を展開。最高位は東関脇まで登り詰め、幕内通算58場所、三賞受賞3回(技能賞2回、敢闘賞1回)という輝かしい実績を残しました。
2017年5月場所で現役を引退した後は年寄「錦島」を襲名し、後進の育成に専念。8代高砂親方の指導方針は「基本の徹底」と「礼節の重視」です。派手な技に頼らず、四股・鉄砲・摺り足を徹底的にこなす稽古スタイルを叩き込み、力士一人ひとりの長所を伸ばす育成を行っています。
名門・高砂部屋の歴史と歴代親方の系譜|初代から元大関朝潮まで
高砂部屋は、明治初期に活躍した初代高砂浦五郎が創設して以来、角界きっての名門として知られています。これまでに初代西ノ海、前田山、東富士、朝潮、朝青龍という5名の横綱を筆頭に、数多くの幕内最高優勝力士を輩出してきました。
歴代の師匠の系譜を振り返ると、相撲界の歩みそのものが浮かび上がります。
- 初代(元前頭・高砂浦五郎):「高砂改正組」を立ち上げ、近代大相撲の基礎を築いた名親方。
- 3代(第35代横綱・前田山):戦後相撲界の復興と国際化に貢献。
- 5代(第46代横綱・朝潮):昭和の黄金期を支え、多くの名力士を育成。
- 7代(元大関・朝潮):朝青龍を横綱へと育て上げ、後に大関・朝乃山を発掘・育成。
- 8代(元関脇・朝赤龍):2020年に継承。伝統を守りながら現代的なアプローチで部屋を率いる。
このように、師匠から弟子へと「朝」の文字とともに相撲道が脈々と受け継がれています。
【2026年最新】高砂部屋の所属力士一覧と注目株|朝乃山の現在地
現在の高砂部屋には、幕内経験者から将来有望な若手まで個性豊かな力士たちが在籍しています。部屋の絶対的な柱となるのが、元大関の朝乃山(朝乃山広暉)です。
卓越した右四つの相撲と堂々たる寄り身は角界屈指。数々の試練を乗り越えながら、再び三役・大関復帰を目指して土俵に上がり続ける姿は、部屋の若い力士たちにとって最高のお手本となっています。
さらに高砂部屋では、関取経験のある実力者や学生相撲出身のホープ、叩き上げの若手力士たちが切磋琢磨しています。朝乃山に続く関取の誕生を目指し、幕下・三段目力士たちの激しい稽古が日々繰り広げられています。
高砂部屋の所在地・アクセスと朝稽古の見学方法|ファン必見のリアル情報
高砂部屋は、下町の情緒が残る東京都墨田区本所に拠点を構えています。稽古場や宿舎は相撲の聖地である両国国技館からも近く、本場所や巡業に向けた熱気のこもった稽古が行われています。
- 所在地:東京都墨田区本所3-5-4
- 最寄り駅:都営浅草線「本所吾妻橋駅」または都営大江戸線「蔵前駅」から徒歩圏内
朝稽古の見学については、時期や部屋の状況によって対応が異なります。本場所前や直後、地方巡業・合宿期間中は見学を受け付けていない場合があるため、見学を希望する際は高砂部屋の公式サイトや公式SNSの案内を事前に確認するのが鉄則です。見学時の私語厳禁や撮影マナーなど、伝統ある相撲部屋のルールを守って静かに見守りましょう。
【高砂部屋の親方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:現在の高砂親方の本名と出身地は?
A1:第8代高砂親方の本名はバダルチ・ダシニャムで、モンゴル・ウランバートル出身です。日本国籍を取得した後に親方名跡を継承しました。
Q2:元横綱・朝青龍が高砂部屋の親方になる可能性はありましたか?
A2:朝青龍は現役引退時に日本国籍を取得していなかったため、相撲協会の規定上、親方(年寄)として部屋を継承することはできませんでした。同期入門の朝赤龍が名門の看板を引き継いでいます。
Q3:先代の元大関・朝潮(7代高砂親方)は現在どうされていますか?
A3:7代高砂親方(元大関・朝潮)は、2020年11月に部屋を朝赤龍に継承した後、相撲協会を退職。2023年11月に惜しまれつつ逝去されました。
まとめ:名門高砂部屋の未来とこれからの土俵に注目
第8代高砂親方のもとで新たなチャプターを刻み続ける高砂部屋。初代から続く豪快さと礼節を重んじる気風を守りつつ、現代の相撲界に適した誠実な指導で力士たちの育成に励んでいます。
大関復帰を期する朝乃山の活躍はもちろん、親方の薫陶を受けた新鋭たちが幕内の舞台で暴れる日はそう遠くありません。伝統と情熱が交差する名門・高砂部屋の土俵から、今後も目が離せません。 (出典: 高砂 部屋 親方(Yahoo!ニュース))